ボーイ&ガール

話を聞くと、学校をサボろうとして校門を出たすぐに大勢のチンピラが集まってきたらしい。



ターゲットは勿論稜。



百合は酒田君と種村君が近くにいたから安全だったみたい。



「で、どうしてそんなに怪我するのよ…。」

「仕方ねぇだろ。俺1人だったんだぞ。相手は武器みたいな物持ってんだし…。」



情けないなぁ~…。



「てめぇら、サボりかよ。親泣くぞ?」

「その親は学生時代に学校サボりまくりで、ここが馬鹿なんだよ。」



稜は頭を指指しながら言った。



あたしも大きく頷いた。



稜が言ってる事本当だし。



間違ってないもん。



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