ボーイ&ガール
だんだん腕の感覚が麻痺する。
本当にもうヤダ。
「稜君、お茶…。」
「百合こっち。」
「………?」
俺は百合を引き寄せた。
―チュッ
「り、り、稜君っ!?」
「ん~…充電完了。」
「うぅっ……。」
もう一踏ん張りするか。
「稜君の馬鹿……。」
「あ?」
「不意打ち…。」
そんな顔すんなよ…。
「ヤりたいの?」
「っ…!? そんなっ…。」
「はいはい。サッサと作業戻れって。」
「うん……。」
あ~もう。
早く終わらせてぇ!!