ボーイ&ガール
「り、稜君…?」
「何? 喋るなら手動かせよ。」
「あ…はい…。」
言えない。
絶対言えない!!
「終わった。」
「あ、あたしも…。」
ついに終わってしまった。
エッチするの?
「ほら、帰るぞ?」
「えっ!?」
「何。あんたヤりてぇの?」
「稜君は?」
「ヤりてぇけど、秋チャンの言いなりにはなりたくねぇからな。」
「…………」
あたしの考え過ぎだ…。
うぅっ…。
パシり好きの学園長のせいで、こんなに考えたのに!!
もう学園長のパシりになりたくない!!