ボーイ&ガール
俺は3人を振り切って、屋上へ向かう。
髪の毛長くなった。
メッシュの色換えよっかな…。
そんな事思ってた。
そんな時だった。
「ハハハッ!!ザマ~見ろ。」
「チョ~うけるんですけど~」
女子の気高い声。
「あ……。」
俺が見たのは、まさにいじめ現場。
つーかあの地味っ子じゃん!?
「おい、何やってんだ?」
自然と俺の体は動いていて、気付いたら言葉を発していた。
「あっ…えっ?東野君!?」
「どうしてっ…!!」
女子は俺を見た途端、駆け出して行った。