冬城町新年会2009→2010
先程から見えていた星の瞬きは、姫羅木さんが上空で何やら暴れている光だったのだ。
「暴れているとは失敬じゃな」
憮然とした顔で、彼女が俺を見る。
「紅霊(くれ)が押し迫ってきたから追い払ってやろうとしておるのに、何という言い草じゃ」
「紅霊?」
俺は姫羅木さんの言葉が理解できず、オウム返しに問い返すが。
「危ない!」
その質問に答えるまもなく、姫羅木さんは俺を突き飛ばした!
同時にその場に降り注いでくるのは、夜の闇を引き裂くという形容がピッタリの、青白い稲妻!
「暴れているとは失敬じゃな」
憮然とした顔で、彼女が俺を見る。
「紅霊(くれ)が押し迫ってきたから追い払ってやろうとしておるのに、何という言い草じゃ」
「紅霊?」
俺は姫羅木さんの言葉が理解できず、オウム返しに問い返すが。
「危ない!」
その質問に答えるまもなく、姫羅木さんは俺を突き飛ばした!
同時にその場に降り注いでくるのは、夜の闇を引き裂くという形容がピッタリの、青白い稲妻!