読んだら死ぬ 本
「ペラペラペラ…ペラペラ…」

何度めくっても、何も書かれてない。

「夏目さん〜この本だけど…、何か書いてある?」

「なにこれ?何も書かれてないわよ。これから書くの?日記みたい」

『…ん?日記…そうか!これは、読んだ人が死ぬ本でなく、自らの死に方を書く日記なのでは』

『館長の机にあったし、なにか関係あるのかな、最近休み多いし』
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