読んだら死ぬ 本
図書館に着き、一通り仕事を終えると、ふと朝の事を思い出した。

『笹川剛…さんか』

本はパソコンで管理されていて、名前を打ち込むと住所や電話番号まで出てくる。

「ササガワ ツヨシ」
私は、打ち込んだ。

すると、なん冊か本を借りていたが、返却日を過ぎた本が一冊あった。

題目は‘シボウ’。

『なんだろ?志望?脂肪?死亡?』

住所は、朝葬式があった場所のようである。ちょっと電話しずらいが、連絡をしてみる事にした。

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