〜愛を教えて〜赤ちゃん編
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「まんまぁーー!!!!!!」
「………んっ?」
玲音の大きな泣き声で目が覚めた
もう朝?
私がいなくて泣いてるんだ……行ってあげなきゃ
カラダを起こしてベッドから出ようとしたけど
「……どこ行くんだ?」
蓮に腕を掴まれて止められた
「どこって玲音のところだよ、離して?」
「行くなよ」
「はぁ?行くよ!!
玲音は私がいなくちゃダメなんだから!」
「俺も日向ちゃんがいなくちゃダメ……」
「玲音にまで対抗意識燃やさないでよ、」
「やぁぁぁー!!!!!!!!
まんま"ぁーー!!!!!!」
「う"っ」
玲音の耳を塞ぎたくなるような叫び声が聴こえてきた
「玲音が可哀想だから行くよ!!」
蓮の腕をほどいてバスルームの中にあるバスローブを羽織って玲音の元に走った