女王様はメイド様?!①【完】
驚いていた顔は一瞬のうちに真剣で怒りにみちた顔になっていた。
なんであんたが怒るのよ…
あたしとあんたの関係ってなんだっけ…?
次の瞬間救世主の誰かが
あたしと輝君を引き剥がした。
離したとおもったら輝君の胸倉をつかんで思いっきりこぶしを振り上げた。
ほんの一瞬だった。
「っ…た……」
「なにすんだよ。お前に関係ないだろ」
「あぁ関係ないな。通りすがりのイケメンだからな」
はぁ…?通りすがりのイケメンってあなた…
それはちょっといくらあなたでも引きますよ…?
予想はしてたけどやっぱりナルシだったんだね。
「いくぞ由凛」
「…ぅん……」
腰が抜けていたあたしにそっと手をさし伸ばしてくれた翔の手をあたしはそっと掴んだ。
翔ってこんな優しいとこもあるんだね。
ずっと優しかったらいいのにな…
なんて考えてるあたしはホントのバカです。
今の状況でそんなこと考えられるあたし…
バカとしかいいようがない……
ふたりのあいだには目に見えない火花が
バチバチと飛び散っているから。
これってなんかちょっとした
修羅場みたい……(笑)
翔の登場で安心しきってしまったあたしは
すっかりいつものあたしにもどって
妄想フル回転だった。
なんであんたが怒るのよ…
あたしとあんたの関係ってなんだっけ…?
次の瞬間救世主の誰かが
あたしと輝君を引き剥がした。
離したとおもったら輝君の胸倉をつかんで思いっきりこぶしを振り上げた。
ほんの一瞬だった。
「っ…た……」
「なにすんだよ。お前に関係ないだろ」
「あぁ関係ないな。通りすがりのイケメンだからな」
はぁ…?通りすがりのイケメンってあなた…
それはちょっといくらあなたでも引きますよ…?
予想はしてたけどやっぱりナルシだったんだね。
「いくぞ由凛」
「…ぅん……」
腰が抜けていたあたしにそっと手をさし伸ばしてくれた翔の手をあたしはそっと掴んだ。
翔ってこんな優しいとこもあるんだね。
ずっと優しかったらいいのにな…
なんて考えてるあたしはホントのバカです。
今の状況でそんなこと考えられるあたし…
バカとしかいいようがない……
ふたりのあいだには目に見えない火花が
バチバチと飛び散っているから。
これってなんかちょっとした
修羅場みたい……(笑)
翔の登場で安心しきってしまったあたしは
すっかりいつものあたしにもどって
妄想フル回転だった。