女王様はメイド様?!①【完】
だからこの辺でやめようと
由凛の首元にキスマークをつけてはなれた。
キスマークって…
我ながら独占欲強いな。
ふとみると
もの欲しそうな顔をしている由凛。
おまえ…誘ってんのか?
だからおれは言った
自分の理性を保つために。
「もっと抵抗しなきゃつまんないじゃん
それとも気持ちよかった?」
そういっただけなのに顔を赤らめる由凛。
おい…やめろよ期待させんなよ。
「ありがと…」
おれはそんなひとことに不意をつかれた。
めちゃくちゃ素直なのは…オレの気のせいか?
「あぁまあな。主人として当然のことをしただけだ」
おれはガラにもなく恥ずかしくなっただから
照れ隠しにそういった。