女王様はメイド様?!①【完】
「じゃあ翔くんと由凛今日いちにちよろしくね?
っていっても10時までだから…
6時間くらいしかないけど…あとから
お小遣いあげるからね。じゃあいってきまーす♪」


ばいばーいって言って
由美ねぇはどこかへいってしまった。


はぁ。


翔とお勤めなんか嫌だなぁ。


ぜったいいいことなんか無いし…


「お姉さん優しそうだな…」


「うん。優しいよ」


だからなんだっつーの!


「っじゃ翔よろしく」


そういって翔をカウンターに残して
あたしの8号室へ向かった。


「やっぱ最高っ」


8号室は天国だ。


「マンガ♪マンガ♪」


「おい」


「なによ。」


「なによじゃねぇ。なにがマンガ♪マンガだ」

「マンガ♪マンガ♪」


もうあたしには翔なんて見えてない。


目の前にあるマンガだけ…


そうMANGAしか見えてないのぉ!!!


あたしの大好きなマンガっ!

I LOVE マンガっ!

「はぁ…」


小さなため息をついて翔はカウンターに戻った
らしい…



気づかなかったけど。




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