女王様はメイド様?!①【完】
「ごめん。別にヲタクって部分は問題ないよ。
でも隼人様?そいつのこと大好きっていって
あいつと勘違いしたのがそーとーまずいとおもう」
輝くんはあたしがオタクって部分は別になんと
も思わないんだ…意外だな…
じゃあ、あのときのキモいっていったのってなに?
なんか無駄に傷ついたな…
でもまぁ今は気にしないんだ…なんかでも良かった。
なんて安心はできなくて…
問題はここから。
輝くんではなく、翔の話。
「うん。確かにそれはあたしも思った。」
輝くんに同意する唯。
「わたしも思いました」
さらに同意するあさみちゃん。
3人ともうんうんとう頷いている。
「ねぇ、なにがまずかったの?」
あたしだけわかってないみたいだから
控え気味に聞いた。
「「はぁ?」」
唯と輝くんは声をそろえていった。
あさみちゃんも声には出さなかったけど
顔に書いてあった。
はぁ?って。
「もしかして…まだわかんない?」
「うん」
さっぱりだよ。
「はぁ…なんか翔くん可哀そうだなぁ」
「言える。男として傷つくよ。だって
マンガの男に負けたんだからね~」
輝くんはケラケラ笑い出す始末。
「でも由凛を泣かしたあいつが悪い。
いくらプライド傷ついたからってしていいことと
悪いことがある。最低だな…」
うんまぁそうだけど…
輝くんにも泣かされたことあるよ?
今関係ないか。
さっきまでケラケラわらってたのに
いきなり真剣な顔で言うから
びっくりした。
しかもいつのまにか名前で呼んでるし…