女王様はメイド様?!①【完】
「あぁそのことね。まぁ外見しか見てない人
がほとんどだからね。そう思うのは当然でしょ?」


翔はどうなんだろうね?



そうおもうと少し胸がキュッと苦しくなった。




「オレは外見だけでお前みてるつもりねぇ」



「えっ?……」




ソファに座っていた翔が
後ろからあたしの腰に手を回しながら言った。



だからいまあたしは翔に後ろから抱きしめられてる。



急な出来事にびっくりして皿を落としてしまった。



「だからそんなこと言うなよ。」



「ぅ、うん」



「オレを信じろよ」



「うん…」




耳元で囁くように言った。



翔のが喋るたびあたしの耳に
息が触れて…



あたしの顔は一気に赤くなったと思う。



なんか翔…エロい……



耳元で囁くのやめ…て




なんかおかしくなりそうだから。


そんなあたしの気持ちを知ってか知らずか、


「お前熱あんのか?」



いやぁないです…



「ぃや…べつに」




洗い物中のあたしを振り向かせて
あたしのおでこに自分のおでこを
ひっつけてきた。



< 240 / 388 >

この作品をシェア

pagetop