女王様はメイド様?!①【完】
でも、

「あたしは濡れなくても翔が濡れてる」

あたしを傘のなかに入れてくれたけど
翔の肩は半分以上濡れていた。


傘の意味ないし…


「別にいい。後で着替えるし。」


そう言って無言のままで
翔の家にやってきた。


「びしょ濡れ…」


あたしたちはお互い肩や髪に水が滴っていた。


やっぱり傘の意味無かった。


送ってもらえば2人とも濡れずにすんだのに。


そんなことを思っていると…


「ちょっといきなり脱がないでよ」


「あ?別に俺ん家だし」


翔はあたしの目の前で堂々と上の服を脱ぎ始めた。

だから上半身裸。


自分の家だからってあたしがいるじゃん


「できればあたしのいないとこで脱いで」


や、できればじゃなくて絶対そうしてほしい。



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