女王様はメイド様?!①【完】


「お前も脱げ」


「はぁ?」


あたしの言葉はあっさり流されて
そのかわりにとんでもないことを言ってきた。


「なんで脱ぐのよ」

「濡れてるからに決まってるだろ。
そのままでいたら風邪ひくぞ?」


そんなこともわからないのか?

っといいながらあたしにタオルを渡してきた。


確かに今すっごく寒い…

でも…


着替えないし…


「先に風呂入って来い」


「ちょっと待ってよ…」


そう言って自分の部屋に行こうとする翔を呼び止めた


だっておかしいでしょ…


いきなりお風呂はいれとか。

いくらあたしだって男の家でお風呂なんか…


「なに?一緒に入りたい?」


「はぁ?んなわけない!一人で入りますっ」


「はいはい。今日はひとりではいれよ」


”今日は”ってなによ…

つい翔に乗せられてお風呂に入ることになった。




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