女王様はメイド様?!①【完】
それより


「見つめないでよっ!」


翔はじーっとあたしを見ている。

バスタオル一枚しか巻いていないあたしを。


いくらなんでも恥ずかしい。


「別に見つめてない。」


「見つめてた」


「自意識過剰じゃね?」


「っ!変態!出てって!」


「さっきからきいてりゃ変態、変態って
お前この状況わかってんの?」


「え?あ…いやぁ…えっと…」


まずい…


きっとこれはまずい…


いつの間にか滑ってこけたあたしの目の前には
翔がいて、距離はほんの30センチほど…


この格好にこの距離…

そーとーまずい。


近い…近いって…

「どいて」


「どかない」


「あんたってほんとに変…っんンっ…」

あんたってほんとに変態

って言おうとしたけど

あたしの口は塞がれた。

翔の唇で…




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