女王様はメイド様?!①【完】
「すごい開き直りようだな」

「えぇ、まぁ。誰かさんには負けるけど」


嫌味ったらしくあたしの反撃開始。


さっきから翔のペースに乗せられてたし。


あたしは攻められるより攻める派なのっ!


「っチ…口の減らねぇ奴。」

「お互い様。」


久しぶりの強気なあたし参上っ


「その口塞いでやろうか?」


ニヤっと不敵な笑みを浮かべて
じっとあたしを見つめてきた。


「ふ~ん。やれるもんならやってみたら?」


フンっ


あたしもそう毎回やられるがままじゃない

こっちだってそれなりに対策練ってたんだから


「上等っ」


ニヤ…

さらに深みをます翔の笑み。


なんでこんなに余裕そうなの?


でも今回はあたし負けない。


負けてばっかりのあたしじゃない。


いざ、勝負っ!!


気合十分のあたし。


今のあたしは女王様(な…気分)

恐れるものなんて無い



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