女王様はメイド様?!①【完】
でもとりあえず謝らなきゃだよね?


一応そういうことしたのに覚えてないって…


人として…ダメ…だよね?



「覚えてないんだけど…なんかごめん」


ふとんから起き上がって精一杯土下座。


土下座なんてしたのはじめてだ。


でもそれくらい酷いことしてしまったんだ。


覚えてなくて…


服なんか脱がしちゃうなんて…


「っ…くっ…っ」


顔を上げると翔はうつむいていて上下に肩を震わせている。



って


「なんか笑ってない?…」



かすかに笑ってるのが伝わってくる。


っていうか声が漏れてる。


「ちょっと…翔…」


なんかだんだん不安になってきた。


だって翔、絶対に笑ってるよ。


おなか抱えて笑ってるよ。


こんなに笑ってるとこ見たことない。


翔が狂った。


「ほんと…ごめん」


完璧にイカれてしまった翔にもう一度あたまを下げた。



と、同時に…



「っぷははははッ…っ…あーやべぇ。」


爆笑…



本当にイカれちゃった…



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