女王様はメイド様?!①【完】
だってお姉ちゃんの後ろにひとかげがあったから。
それもよくしっているあの顔…
そう今日同じ学校に転入してきて
同じクラスになって隣の席のあいつ。
整いすぎた顔…
今日、歓迎会をしているはずの人物。
早見翔っっっっ!!!!!!!!!!!!
あたしは言葉が出てこなかった。
お姉ちゃんはカウンターにいるくせにお客が
こないからって堂々と居眠りをしていた。
そんなお姉ちゃんに向かって熱~く
マンガについて語っていたなんて……
しかも!!!!!!!!!
会話?いやあたしの独り言すべて
この目の前の美少年にきかれてたなんて。
それから5分くらい2人のあいだに
気まずく重た~い沈黙が続いた。
先に沈黙を破ったのは
美少年、早見翔だった。