女王様はメイド様?!①【完】
あいつにばれたことにより急に
テンパってしまう自分。
恥ずかしすぎる~~~~~
そんなあたしのこころの声を無視して
あいつがどんどん話し始める。
「へぇ~おまえヲタクだったんだな」
とかなんとか
はっきり今のあたしにはほとんど耳に入らない
ん?
なんか朝と雰囲気違わない?
なんかもっとこう王子じゃなかった?
そんなあたしの心の意見を否定するかのように
次々と早見翔の口が動き続ける。
「あ、あなたにかかか関係ありませんっ!」
って声が裏返りながら言うもんだから
余計に面白がられるばかりで
ついに
「じゃあオレがこのこと学校中にバラしたら
どうなるんだろうな。」
なんていいやがった。
なんかこいつがいったら冗談に聞こえない
ってかこいつ超ドSだっ!!!!!!
あたしいままでいい合いとか負けたことないのに
(いや、そもそも言い合いなんてしたことないか)
こいつ二重人格だ。
………。
ってか!
なんであたしがこんなやつに
秘密をばらされなきゃいけないわけ?!
いままで8年間隠し通してきたのに
なんでこんなやつに
あたしはいままでにないふつふつと燃え上がってくる怒りに
上下に肩を揺らした
大きく深呼吸をして……