女王様はメイド様?!①【完】
「ちょっとなに見てんのよっ」


あたしが着替えようとしてるのを真面目な顔してみてるあいつ。


「義務?」


「意味わかんないからっ早くでてって!」

あたしは無理やり部屋から奴を追い出して


メイド服を着てみた。







思ったとおり露出度高!!!!


足スカスカ何ですけど!


しかも……


やっぱり胸元開きすぎじゃない?



うぅ~やっぱり悔しい悔しすぎる







全身鏡で自分の全身をうつし、
惨めな気持ちを満喫してたあたし…



ガチャ


「………。」


「遅い。はやく来い。」


奴はあたしの腕を引っ張ってた。


あー…


あたしの格好についてはノーコメントですか。
そうですか。そうですか。


何も言われないのって一番きついんだけど…

意を決して

すんごぉーくすんごぉーく嫌だったのに
着てやったんだよ?


なんでもいいから言ってよ!




心の中で愚痴ってたあたしは


部屋を移動したことに

気づくのが少し時間がかかった。

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