女王様はメイド様?!①【完】
結構がんばってみたものの結局

奴を苦しめる&痛めつける計画が

失敗に終わってしまった。


さすがのあたしも無意味な抵抗をやめることにした。


なんであたしがこんなことしなきゃいけないのよ。


だいたいあたしだって
肩こっててつかれてるんだからね!


あたしがマッサージしてほしいんですけど!


イライラしながらも冷静を装い
マッサージに専念した。





スー…


スー……



ん?スーってなんだ?


そういえばやけに静かになった気がする。


なんて思いながら奴をみてみた。





「寝てる」



やつはよっぽどマッサージが気持ちよかったのか


スースー寝息を立てて寝ていた。


まぁあたしが一生懸命このコブシふるって
マッサージしたんだからそりゃあね?

さぞ、気持ちよかったことでしょう。


それにしても…


寝ている奴はやっぱり初めて見たときと変わらず美少年だった。





白い肌に綺麗な妖艶なまでの黒髪。



睫長いな…



「なんにも言わなかったらかわいいのに」


綺麗でかっこいい
奴の寝顔は少年のようにかわいかった。








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