女王様はメイド様?!①【完】
「はい。直したよ」


「あぁ」


直してやったんだからお礼は?

あっでももとはといえばあたしがしたんだった。


「オレ寝てたよな」


「うん。寝てた寝息かきながらぐっすり」


「…………」


「あんたさぁもうちょっと言葉使いとか
 直せばいいのに…
 寝てるほうがなんぼか良かったよ」


あたしの思ったこととかを素直に言ってやった。




まぁ本当のことだしね。









ドンっ
























なぜかあたしはまた奴に押し倒されていた。


「今度はなに?」


またマッサージしろとかいわないよね?


けっこうあれ疲れるんだから。



それにもうひっかからないもんね。


「名前…ちゃんと呼べよ」


「名前?」


「由凛…」


「んっ~!!」


その瞬間口にやわらかい感触がして


次の瞬間キスの嵐。


「んぁっちょっ!」



ちょっとぉ!!!って
言いたかったけどそれどころじゃない。


キスは止むことをせずあたしが抵抗すればするほど
激しくなっていく…







なんだか意識が朦朧としてきた…





















「ん?」









気がつけばあたしはベッドで眠っていたみたい。





あれ?なんであたし寝てるんだろう?



ぼーっとしていると横から聞き覚えなある声が聞こえてきた。


「由凛、キスだけで意識ぶっとんじゃうなんてね…
 この先はどうなっちゃうんだろうね。
 まぁ処女ならしょうがないか」


ふっ


鼻で笑いやがった!!!!




しかも人を処女扱い!







んまぁはずれてはないからいいかえせない。


「ちょっと疲れてただけだし。それにあんたとこの先もキスもするつもりなんてないんですけど。」



チュっ



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