女王様はメイド様?!①【完】
「うっそ~~~~~~ホントに?
きゃああ♡やっぱね!やっぱね!
ふふふっこれは楽しくなりそうねだから…
ぶつぶつ…ぶつぶつ……」



なんか翔に似た不敵な?

いや奇妙といったほうがいいかもしれない…そういう笑みをこぼし、

ぶつぶつなんか言ってる。


さっきの泣きそうな唯ちゃんはいったいどこへ?



「それでっ!
由凛は早見くんのことどうおもってるの?」

「どうって…さぁ?」

「ふ~んそっかぁじゃあ唯狙っちゃってもいいの?」


「いいよ別に。」


別にそんなのどうでもいいと思った。


でも、なぜかあたしはモヤモヤしていた。

ここが…心臓がすごくキュって…



いいようもないような…

でもなんか嫌だった…


なんでかわからないけど、唯が狙うっていったら
とにかくいやだった。


「おっうわさをすれば…♡」


あたしたちの前には翔がいた。



「おはよう」


にこっだって…

表向き偽王子出現っでとこですかね。


昨日の姿をみんなに見せてあげたい。


「おはよぉ~早見君っ」



唯は目をハートにしながらあいさつをかえした。



「相澤さんちょっと由凛さんかりてもいい?」



うぁ……由凛さんだって~



あたしの前では由凛なのに…さんなんて
いわれると痒くなる。


あー痒っ


「はいっどうぞ!今日ずっとレンタルおっけーです
ってかなんなら永久保存でもかまわないですよ~」



なんて唯がいってることなんか
耳に入ってこなかった。
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