魔法のことば
 現れた人物はテーブルの向こう側面接主側に回り込んだ。

『人事部長、私も鈴木さんの面接には同席させてもらおう』

『社長!』

先程、お母さんを車で送ってくれた封筒の落とし主の紳士。

 えっ! この人が社長!とお母さんは驚いていた。

『社長のお知り合いでしたか?』

『いや。今日会ったばかりの赤の他人だ』
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