no.1の恋
そんな出来事から
一週間くらい経ったある日。

店に早く着いた俺は
裏で煙草を吸っていた。

すると店から聞き覚えのある
声がして、気になった俺は
そっと中に入った。

その声はシュウだった。

誰かと電話してるみたいだ。

「今度どっか行かない?
あやちゃん♪」

あやちゃん…?

あやってあの店の?

シュウ…本気だったのか?

日頃から女遊びが激しい
シュウがあんな顔を
赤くして電話してる姿
初めて見た。



電話を切ったシュウが
俺の存在に気づいた。

「おー!レン今日は早いな♪」
「おう。」

平然を装ってみせるが
動揺が隠せずにいた。

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