君へ。
No.43
―もう、
君の笑顔を
見る事は出来ないの?
2011年 10月 13日
「り、く・・・?」
いつも通りの
1日が始まる。
私は
そう思っていた。
「何処、行ったん?」
陸のベットは
綺麗に片付けられ、
白い布団が
隅に置かれている。
「あ、の」
「はい?」
「陸は・・・」
「陸君は、今朝亡くなりました。」
看護師さんの言葉は
胸に突き刺さったままで
涙も言葉も
出なかった。
「嘘、やろ・・・」
嘘だって、
夢だって、
誰か言って...。