遥か

DAIKI






「ちーっす。」

机に頭を伏せて寝ていると

起こすやつ

「中村朝から何寝てんだよ。」

俺は目をこすった

「お前か。」

梅林だった

最初っから分かってたけど

「何?」

俺は気持ちよく寝てたのを起こされてイライラしていた

「何じゃねーよ。ダチがあいさつしてるっつーのにさ。」

「あぁ。おっす。」

俺はまた顔を机に伏せた

「お前。つまんねー。」



俺は顔をあげた

「あ?」

「まじ、つまんね。」

「ざけんな。俺はつまんねーやつなんだよ。」







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