遥か




「ひらきなおるとか。意味わかんね、お前。」

「おう。」



俺は面倒くさくなった

「寝かせてくんね?」

「ばかか。おい、つかあの女子かわいくね?」

俺は梅林の人指し指の先を見た






あいつって



昨日の朝のやつ






「めっちゃタイプ。」

「タイプってお前あいつと話したことあんの?」

俺はあいつを見つめた

「ねーよ。でもめっちゃかわいくねー?どう思う?」

「別に。」



俺は急に顔が熱くなった気がして

顔を机に伏せた





「かっわいー。メアド聞きてぇ。」





梅林がそう言ったのがかすかに聞こえた





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