誘拐犯瞬くんの日記

「へっ?」



すっとんきょうな声を出すウミちゃん。


それもそうだよな。



やっぱり何もしないって言ったって小学5年生にもなれば色々意識するよな。



「いいの?」



あれ?






「じゃあ先入ってて、すぐ行くから」


「うんっ」



ウミちゃんはニコニコしながらバスタオルを持って風呂場に走っていった。


……あんま考えなくていいのかなぁ。



食器を洗ってから俺はウミちゃんのいる風呂場に向かった。


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