愛読書
大詰め―ノートと亘の行方―
悠介は驚愕していた。亘が家からいなくなったと知らされたのだ。そのことは詩織にも伝わっているようだ。悠介はただただ呆然としていたが、詩織には心当たりがあるらしい。
 「実は、少しの間様子のおかしい亘を尾行していたの。彼は毎日ノートに何か書いていたわ。最近そのノートを書く頻度が増えていた。そのノートを見れば何か分かるかもしれない。」
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