愛読書
悠介―掴んで―
関悠介は考えていた。どうも最近亘の様子がおかしい。目を離すとすぐぼーっとしているし、かと思えば急に真剣な顔になって何か考え込んだりしている。何か悩み事でもあるのだろうか。それならば親友として放ってはおけない。今度会ったら直接問い質してみよう。もし話してくれなくても、何か力にはなれる筈だ。
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