【短編】大好き!

「優奈…。」


「何//」


「うつしていい?」


泣いたばかりの
腫れた目で正太郎を見る。



そのまま正太郎の顔が
近づいてきた。



そして、正太郎の唇と
あたしの唇が重なる。



何度も角度を変えるキス。


「しょっ……たろ…」



上手く呼吸の出来ない
あたしは正太郎の胸を
強く押した。


すると正太郎は
静かに唇を離した。



「はぁ…。 はぁ…。」


乱れた呼吸を整えるあたし。


逆に正太郎の赤い顔をみて
あたしは一瞬で理性を
取り戻した。


「正太郎!寝てなきゃ!」

キスなんてしてる
場合じゃないよっ!


てかあたしも風邪
移っちゃうし!!!


慌ててあたしは正太郎を
寝かそうとする。




すると正太郎はあたしの手首を掴んだ。




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