【短編】大好き!
すると正太郎のお母さんの
表示が変わり、あたしを見る。
「あなたが正ちゃんの彼女!?」
「えっ…あっ…。 はい……」
「はっ!?優奈?」
あたしの声を聞いたからなのか、
扉からぴょこっと顔を
出したのは、
おでこに冷えピタを張って真っ赤な顔の正太郎。
かっ…可愛…///
「はっ!? 何で居んだよ!?」
「心配だからに
決まってるでしょ。
じゃお母さん行くから★」
ニコッとあたしに笑顔を向ける
正太郎のお母さん。
「あっ…。 また…」
「今度、ご飯でも
食べに着てねっ!!」
そう言うと正太郎のお母さんは
高いヒールの音を響かせ、
歩いていった。
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