【完】キスミーアゲイン


ユキさんに再び呼びかけられたときには、私の顔の熱も引いていた。

ユキさんの目が、私を捕えた。

目を、そらすことができない。私の心の奥も、見透かされてしまいそうだ。




「…はい。お昼は食べましたか?」

「まだ。だから作って。」

「リクエストはありますか?」

「スパゲティ系食べたい」

「わかりました」

「昴、巧、お前らも食べていけば」

「「え」」


< 101 / 271 >

この作品をシェア

pagetop