【完】キスミーアゲイン


「…俺、綾芽が好きなんだよね。好きすぎて、いじめたくなる」

「!? な、何ですかそれ!」

「あ、黙れって言ったのに…オシオキ。」


再び唇を塞がれた。

今度は、とろけるような甘くて優しいキス。




…ユキさんは、『アメとムチ』を使い分けるのが上手すぎる。

だから、気付いたらユキさんにどっぷりハマってしまっていた。


きっと最初から、私はユキさんの『アメとムチ』の罠に、はまっていた。




「…さて、と。何か質問は?」


< 239 / 271 >

この作品をシェア

pagetop