【完】キスミーアゲイン


「…ま、今日はこのくらいで許してやるよ」


そう言ってユキさんが私を解放してくれたのは、朝日が顔を出し始めているような時間帯で、ユキさんの恐ろしい体力と引き換えに、私の身体はボロボロだった。

それでも嫌だと思わないほど、私の心は幸せで、…ユキさんで、満たされていた。




「……ほんとに朝まで、なんですね…」

「動けねぇくせに、ほんと減らねぇ口だな」

「誰のせいだと「綾芽のせい」

「なっ!?」

「俺が抱いてる間、余計なこと考えてるからな」


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