あ。俺、重症だ。
「はぁ…お前ら、何飲む?」
そろそろ他の客(お嬢様?)の視線が痛くなってきたようだ。
「日向のおごり?」
「んなわけねーだろ。ばか吸血鬼。」
「なんだよノリ悪ぃな。…ごめんなさいコーヒーをお願いしますお姉様」
「俺は…ミルクティで」
「畏まりました」
ニコッと執事様スマイルを残し、仕事に戻る日向先輩。
ばか吸血鬼に「ノリ悪ぃな」と言われたときの睨みは、素晴らしく恐ろしかったです。
聖夜が敬語になってしまうくらい恐ろしかったです。