あ。俺、重症だ。
「あれー…?…もしかして、お取り込み中だったり?」
3人がニヤニヤしてこっちを見る。
「執事と猫が2人で何してんのー?」
斗真先輩が意地悪い顔で笑う。
この人、絶対俺がなに言おうとしてたかわかってるでしょ……?
完全に確信犯でしょこれ。
「あー、翔、なんか言おうとしてたよね。何?」
こんな人前で言えるか。
「…何でもないです。」
「そ?じゃ、みんなで打ち上げしますかー!お菓子とジュースは?」
「あるよーん!!」
……ってことで、どんちゃん騒ぎが始まり、俺の告白はまた今度。
はぁー……
俺、この先、告白できんのかな……