あ。俺、重症だ。

写真撮影も終わり、みんな名残惜しくも解散となった。




「翔。」


「斗真先輩…」


「…日向は大人気だからなぁ。」



その一言で理解する。
早く、日向先輩に会いに行かないと。



「少しくらいは時間稼いでやってもいいけど?」


「……ありがとうございます!」


「いいってことよ。」




ヒラヒラ手をふる斗真先輩にお辞儀して、地学準備室への道を急いだ。





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