あ。俺、重症だ。

「う゛ーーあー……ごめん……ちょっと……」



そう言って、うずくまってちっちゃくなってしまった。

ごめん、、か……



「……やっぱり、駄目ですよ、ね?…いや!いいんです別に、ダメもとでしたし、気持ちを聞いてもらえただけで、充分です…」



やべ、泣きそう。

すると、いきなり日向先輩が立ち上がった。


顔が真っ赤だ。




「あっ、ちょっ、違うんよ……そのあたしこう言うのってホント慣れてなくて、だからなんつーか、あの、こんなあたしで、良ければ…なんて、その、えっと、えっと」




俺から視線を反らし、だんだん小さくなる声で言った。



「ぬわぁーー!なんだこれっ!ヤバい緊張しすぎて変!!自分キモイっ!どうしよう!」



そう叫んだと思ったら、また顔を覆ってしゃがみこんだ。



てか、さっき、「こんなあたしで良ければ」って、言った……?



「え、それじゃ、、」





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