あ。俺、重症だ。
音の出所に視線を移すと、ドアから雪崩れ込むいつもの3人組。
「いったーい!」
「絵美が押すからだろ!!」
「だって、見えないんだもん。」
「2人とも、……早く退け。……重い。」
「あ、ごめんねー。」
「悪い、悪い。」
「あのー……」
声をかけると、悪戯が見つかった時みたいに、ばつの悪い顔をする3人。
「「「…お邪魔しまーす……」」」
毎度毎度、この確信犯3人組め!!
「ナイスタイミング!!」
日向先輩はここぞとばかりに俺から離れ、3人に駆け寄る。
………結構ヘコむなーそれ。