あ。俺、重症だ。
廊下に戻ると、顔を少し顔を赤くしたオノデラくんが待っていた。
「みんなここ使うって知らんかったんよ。じゃ、どーぞ。」
言うと、更に顔を赤らめる。
え、動揺し過ぎじゃない?
そんな顔赤くしなくたって良いじゃん。
なんかそわそわしてるし。
3年ってそんなに怖いもんか?
「ああ、ありがとうございます……」
噛みすぎや。
「ふは いいえー」
お、真っ赤。
思わず笑ってしまった。
そんなに焦らずともいいだろうに、面白い子だな。
FIN.