あ。俺、重症だ。
さらに奥の準備室。
準備室のもっと奥のひとつの扉。
ここから屋上に…
「あ、開いてる。」
大樹の一言で既に日向が来ていることがわかる。
「あれ?日向、一人じゃなくない?」
…え?
この屋上に入れるのは俺たちだけ。
恐らく日向が連れてきたんだろうけど…
今まで、クラスのやつにも秘密だった屋上。
一緒にいるのは誰だ?
「ちょ、どけ。」
2人を押し退け屋上を覗くと、そこには良い雰囲気の執事と猫耳。
ちょーっと待った。
これってやばくなーい?
「いくぞ!お前ら!」
「「おうよ!!」」
バタンッ!
「「「イェーイ!!」」」
俺の目の前で告白なんてさせるものか!
こちとらまだ諦めきれてないんだよ!
END.