あ。俺、重症だ。

「け、決勝…が、頑張って下さい…!」


「ふはっ おいおい。中立の審判があたしを応援すんのはマズイんじゃないの?」



…うっ 確かに。
バスケ部は中立。どっちかに肩入れはしちゃいけないのはあたりまえ。

でも基本試合中は日向先輩しか見えていないダメな審判がここに居ます。



「でも、嬉しいよ。ありがとね。」




ポンポン って俺の頭を撫でる日向先輩。



「………な、なにを、して!!」


「あはは 赤くなったー。お。もう行かなきゃ。公正な審判よろしく!」



……あ、頭、撫でられた…



あたま撫でられた…!

あたまなでられたーーーーっ!!




うわ……やべー嬉しすぎ…

幸せ過ぎて倒れそう。




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