あ。俺、重症だ。

「翔じゃん。」

「せ、聖夜!ど、ど、どうかした?!」


今の見られてた?!



「どうかしたって…お姉さまの応援ですけど?」



「そ、そ、そうだよな!さぁ、行こうか!俺は審判だ!公正な審判だ!」


もう行こう。
早く行こう。



ガシッ と聖夜に肩を組まれた。



「頭撫でられて顔真っ赤なんて、翔ったら、かーわーいーいー」


「…っ!!うっせぇ見んな変態!」



「へー。弟くんにそう言うこと言っちゃうんだー?」


「…ごめんなさい。なんでもないです弟様。」



うぅ…こいつに見られていたとは…


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