あ。俺、重症だ。

俺の想い人である“信号待ちのあの人”との出会いは今から一カ月前くらい。


その日は珍しく目覚めが良くて、普段は遅刻常習犯の俺も遅刻をしないようにいつもより少し早く家を出たのが全ての始まり。



いつもと同じ信号。

でも、向こう側にはあの人がいた。





そして俺は、一目で心を奪われた。





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