成人しちゃっていいんですか
「俺と組まない?」



「えっ」



「だか「無理ッごめんなさいッッ」




間髪を入れずあたしは答えてしまった。

答えた後で益々あたしは顔をあげれずに、もうっ!と呻き。

制服の皺ができた腕を握り締めた。



だって、無理だ。
彼は初めて話すけど怖いもん。



「はぁ~参ったね」



風に揺れる前髪を、彼の言葉を、あたしは拒否してた。
退かすのもためらわれるほど。
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