成人しちゃっていいんですか
「それじゃ気をつけてね」

「は~い」

扉が閉じて、お母さんだけをエレベ-タ-は乗せて、あたしは友達と一緒に歩く。

「急ごうか」

その一言に夏海と一哉と由華と一緒にバス停まで走った。

直ぐに“気をつけて”の言葉を無視しちゃうあたし。

だって反抗期なんだもん。



「マヤちゃんさ」

「はいはい一哉は今日も一番にマヤちゃんと喋っております」

「なっ」

「照れましたよ由華ちゃん!?」

「そうですね夏海ちゃん」

「あっバスだ!ほらさっさと前行けよっ」


こんな感じであたし達はバスに乗り込んだ。


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