一生離さねぇぞ



「弘くんっ!…弘くんっ!」




何度呼んでも気付いてくれない。



なんで?


どうして女の子と二人で居るの?



弘くんの言ってた用事って、その子との用事なんだ…。




こんなのはただのヤキモチって、自分でも分かってる。


彼女なんだから、話し掛けたらいい。



でも、その時の私にそんな勇気はなかった。




弘くん、私



弘くんを信じてるからね。



< 33 / 63 >

この作品をシェア

pagetop